え~ん、課題が山積みでどうしたらいいか分からへん~泣
1個ずつ解決していこ!
解決できひんものは思い切って割り切ろ!
せやね、何とかなりそう
ほなよろしゅう!
人は短所を頑張って補うよりも長所を更に伸ばした方が強くなれる
どーも、ぽわぽわです。
今回も、シティリーグにおける使用デッキの決め方を解説していきます。
本記事では5日目として使用候補デッキの課題解決を行っていきます。
まだ前回の記事(4日目)を読んでいない方は先に以下からご覧ください。
課題を分析したら、解決策を考えていきましょう。
どのような構築やプレイングなら解決できるか、それとも思い切って割り切るか。
環境の変遷やカードリストとのにらめっこ。
それではやっていきましょう!
(おさらい)7日間のスケジュール
シティリーグにおける使用デッキの決め方を流れに沿って解説していきます。
7日間のスケジュール(記事の内容)は以下になります(本記事は5日目の部分)。
まずはシティリーグにおける目標を設定します。
目標が明確になっていないと使用デッキを検討する際の方向性が定まりません。
とりあえず1勝、勝ち越し、予選突破、優勝など目標自体は何でも構いません。
ここで設定した目標を達成できるようにこの先使用デッキを検討していくことになります。
目標を設定したら次にやることは環境デッキの把握です。
シティリーグ当日に対戦しそうなデッキとしてはどのようなものがあるのか、これを把握しておくことで使用デッキが決めやすくなります。
各デッキのサンプルレシピ、概要、強み、弱みなどをしっかりと把握しておきます。
環境デッキについて把握できたら、ここからはいよいよ使用デッキを検討していきます。
まずは把握した環境デッキたちに対して有効なアプローチを考え、そのアプローチを盛り込めそうなデッキを使用候補デッキとしていくつか選定します。
この段階ではまだあまり絞り込まず、可能性がありそうなデッキをたくさん挙げていきます。
使用候補デッキが選定できたら、それらをしっかりと形にしていきます。
デッキを実際に組んで回してみると色々な課題が見つかってきます。
見つかった課題を分析し、致命的な課題が見つかったものについてはこの時点で使用候補デッキから除外します。
課題を分析し致命的なものを除外したら、ここからは課題を解決していきます。
各候補デッキが抱える課題の解決策を検討し、盛り込みます。
ここまで来ると使用候補デッキはかなり絞られてきて2,3個ぐらいになっていることが多いです。
課題の解決策をデッキに盛り込んだら、あとは確認作業です。
使用候補デッキをそれぞれ使ってみて、直前の環境を見ながら最もしっくり来たものを当日の使用デッキとして決定します。
ここまで来ると最後は直感です。
自分が一番良い(使いたい)と思うデッキを選びます。
そして迎えるシティリーグ当日。
大会が終わったら当日の振り返りをします。
良かった点や反省点を整理し、次に活かします。
Day5:使用候補デッキの課題解決
それでは5日目として使用候補デッキの課題解決を行っていきます。
使用候補デッキの課題解決は以下の2ステップで進めます。
まずは各課題に対する解決策を列挙していきます。
この時点では再現性等の現実問題は考慮せず、とりあえずアイデア出しをするイメージです。
ここからはリストアップした解決策を精査していく作業です。
デッキの安定感をあまり落とさず無理なく採用できそうな場合はデッキ60枚に落とし込んでいきます。
逆に、解決策を盛り込むことによってデッキの安定感が著しく損なわれる場合は本末転倒なので割り切るという判断を下します。
STEP1:解決策の洗い出し
4日目に分析した課題について解決策をリストアップしていきます。
ソウブレイズexデッキ
- 課題1:ミミッキュが突破できない(そもそもサナとカビゴンが重い)
-
解決策1:キャンセルコロンを採用する(ミミッキュの特性を消して上から叩く)
解決策2:サブアタッカーとしてV,exではないポケモンを採用する(筆頭候補:かがやくリザードン、ファイヤー(れっかのつばさ)、ゲンガー(ならくのうらもん)、マシマシラ)
- 課題2:先にサイドを2枚取られると巻き返せない
-
解決策1:サイドを1枚しか取られない盤面を作り、先にサイドを2枚取る
解決策2:手札干渉札を採用して捲る
ルギアVSTARデッキ
- 課題1:理想盤面の再現性に難あり
-
解決策1:デッキの出力を少し落とし、再現性を高めた構築に変更する(パーフェクトミキサー、エヴォリューション)
解決策2:アタッカー枠をチラチーノではなく、たねポケモン主体にする
- 課題2:盤面複数取りされるのがキツイ
-
解決策1:アタッカー枠をチラチーノではなく、たねポケモン主体にする(盤面のHPラインを上げる)
解決策2:爆破される前にボムギミックを破壊する(オーガポンいどのめんex)
STEP2:解決策の精査
STEP1でリストアップした解決策を精査していきます。
ソウブレイズexデッキ
- 課題1:ミミッキュが突破できない(そもそもサナとカビゴンが重い)
-
解決策1:キャンセルコロンを採用する(ミミッキュの特性を消して上から叩く)
→イキリテイク、博士の研究、ゼイユなどで序盤から手札をガンガントラッシュしていくデッキコンセプトのため初手で巻き込みやすく任意のタイミングで使うことが困難
→ミミッキュ以外にもテツノイバラex、クレッフィ、ハバタクカミ、カビゴンなど役割対象はあるが、採用するメリットがあまり大きくなく不採用寄り
解決策2:サブアタッカーとしてV,exではないポケモンを採用する(候補:グレンアルマ(ばくねつほう)、かがやくリザードン、ファイヤー(れっかのつばさ)、ゲンガー(ならくのうらもん)、マシマシラ、スピンロトム)
→グレンアルマは進化元が共有できるため最も採用しやすいがワザを使うために2エネ必要でダメージも70と最低限のライン
かがやくリザードンは非常に強力なため採用するメリットは大きいがこのデッキの心臓とも言えるかがやくゲッコウガと枠を取り合うことになる
ファイヤーは1エネ90ダメージ出せるためコスパが良い、マグマの滝壺とセットでの採用となる
ゲンガーはトラッシュから蘇生できるためデッキコンセプトとの相性が良い、超エネルギーとセットでの採用となる
マシマシラはマグマの滝壺やゲンガーと組み合わせるとダメカンを能動的に動かせる、HP回復兼しんえんほむらの打点補助にもなる、ワザを使う選択肢まで考慮すると宇宙
スピンロトムは1エネ70ダメージ出せるためコスパが良い、特性からホーホー、ヨルノズクに繋げる、スタジアムを厚めに採用する必要あり
→キャンセルコロンよりは良さそう、サブアタッカーを複数枚採用することでサーナイトexデッキへ多少抗うこともできる(勝てるとは言っていない)、カビゴンLOまで見るならジェットエネルギーやメテノまで採用することにはなる
→再現性と環境のシェアを見て最終的に判断することになりそう
- 課題2:先にサイドを2枚取られると巻き返せない
-
解決策1:サイドを1枚しか取られない盤面を作り、先にサイドを2枚取る
→場合によってはイキリンコexを置かないプレイングやレガシーエネルギーの採用が求められる
もしくは課題1の解決策2と同様サイドを1枚しか取られないサブアタッカーを採用する
→レガシーエネルギー採用が最も自然、サブアタッカーの件は課題1と合わせて検討する必要あり
解決策2:手札干渉札を採用して捲る
→ナンジャモやツツジ、アンフェアスタンプなどを採用して攻撃されない(orサイドを2枚取られない)ターンを生み出して捲るプラン
→デッキコンセプトとの噛み合いがあまり良くないため無し寄り
解決策を精査した結果、考えられる構築としては以下の3通りです。
長所ガン伸ばし型
課題1については完全に割り切り、課題2に対しては解決策1の中でレガシーエネルギーのみ採用
対面に合わせたメタカードは採用せず、シンプルにデッキパワーを高めていく方向性
環境TOP3特化型
課題1については完全に割り切り、課題2については環境TOP3であるタケルライコexデッキ、リザードンexデッキ、ドラパルトexデッキに特化した対策を採用
てんこ盛り型
課題1および2に対してしっかりと解決策を盛り込んだ構築
欲張っているためデッキの安定感は落とす形にはなる
ルギアVSTARデッキ
- 課題1:理想盤面の再現性に難あり
-
解決策1:デッキの出力を少し落とし、再現性を高めた構築に変更する(パーフェクトミキサー、エヴォリューション)
→ACE SPECをレガシーエネルギーからパーフェクトミキサーに変更することでアーケオスをトラッシュしやすくする
エヴォリューションを使用してルギアVSTARとチラチーノ両方への進化が可能
→パーフェクトミキサーのサイド落ちが懸念点ではあるが、ペパーからパーフェクトミキサーとエヴォリューションをサーチできるため再現性は高そう
解決策2:アタッカー枠をチラチーノではなく、たねポケモン主体にする
→ACE SPECはレガシーエネルギーにしたままアタッカー枠をたねポケモン主体にすることで再現性を高める方針
→高火力が出せないことが懸念点のためアヤシシVの採用を検討
- 課題2:盤面複数取りされるのがキツイ
-
解決策1:アタッカー枠をチラチーノではなく、たねポケモン主体にする(盤面のHPラインを上げる)
→課題1の解決策2と同様
解決策2:爆破される前にボムギミックを破壊する(オーガポンいどのめんex)
→オーガポンいどのめんexを採用して序盤から盤面を破壊していく方針
→マナフィ不採用のリストも見かけるようになってきたため追い風か?
解決策を精査した結果、考えられる構築としては以下の3通りです。
パーフェクトエヴォリューション型
課題1の解決策1に特化した構築
安定感重視
パーフェクトミキサーのサイド落ちは割り切り
レガシー信号機型
課題1の解決策1以外に特化した構築
パワー重視
パーフェクト信号機型
課題1および2に対してしっかりと解決策を盛り込んだ構築
安定感とパワーを併せ持つ
パーフェクトミキサーのサイド落ちは割り切り
まとめ:時には割り切りも大事!
今回は、シティリーグにおける使用デッキの決め方を解説していきました。
本記事では5日目として使用候補デッキの課題解決をしました。
解決策を盛り込んだり割り切ったりした構築が出来上がりました。
次回の記事では直前の環境を見ながら最終調整をした上で使用デッキを決めていきます。
お楽しみに!
それでは今回はこの辺で、またお会いしましょう!
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