あなたには人生のバイブルと言えるようなものがありますか?
影響の大小はあれど、あなたの人生に影響を与えたものは何かしらあると思います。
本記事では僕の人生を変えた1冊、【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方】を紹介します。
それではいきましょう!
書籍情報
タイトル:世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
著者:八木 仁平
メインテーマ:自己理解(自己分析)
個人的な評価:星5(神です)
本書の内容紹介
本書はジャンルとしてはいわゆる自己啓発本ですが、一般的な自己啓発本とは大きく異なります。
一般的な自己啓発本というのは「ワイはこういうやり方で成功したやで~」という著者の成功例が唯一無二の正解のように書かれています。
ですが、果たしてこの成功例に再現性はどれだけあるのでしょうか?
この著者にはそのやり方が向いていたのかもしれませんが、読者にもそのやり方が向いているとは限りませんよね?
物凄い才能があったとか、環境に恵まれたとか、ただただ運が良かっただけかもしれませんよね?
このような再現性についてしっかりと考慮されているのが本書の特徴です。
デッキを考える時に再現性を考慮するカードゲーマーにはうってつけの本です。
なぜやりたいことが見つからないのか?
本書では最初にやりたいことが見つからない理由について解説しています。
やりたいことを探すにあたって多くの人がハマってしまう間違った考えをまずは正していきます。
思い込み(思考のバインド)というのは非常に強力で新しいことを始める際に妨げになりがちです。
やりたいことがわからず迷い続けてしまう理由についても、自身の体験をもとに解説されています。
やりたいことを見つける公式
続いて本書ではやりたいことを見つける方法について解説しています。
本当にやりたいことというのは自分の中にあるので、それを見つけるためには自分自身を理解する必要があります。
本書においては、自己理解を直感的ではなく論理的に解説しています。
以下の2つの公式について、言葉の定義から順番に説明があります。
公式① 好きなこと×得意なこと=やりたいこと
引用:世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
公式② 好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと
引用:世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
特に公式②については就職活動や転職活動においても重要な視点になるので是非とも押さえておきたいです。
また、混同しがちな「やりたいこと」と「なりたいもの」の違いについても分かりやすくまとめられています。
やりたいことをワークに沿って見つけていく
そしてここからは実際にやりたいことを見つけていくフェーズに入ります。
上記の公式をもとに、以下の流れでやりたいことを見つけていきます。
大事なことを見つける上での注意点等に触れた後、5つのワークを行い大事なことを見つけていきます。
得意なことの定義等に触れた後、5つの質問に答え成功体験を深掘りするワークを行い得意なことを見つけます。
好きなことの定義等に触れた後、5つの質問に答えるワークを行い好きなことを見つけます。
ここまでで見つけた大事なことや得意なこと、好きなことをもとにやりたいことの仮説を立てます。
本書を手に取った経緯
本書を手に取ったきっかけは友人からのすすめでした。
休職期間中あまりにも暇だったので
「そろそろ読書でもしようかな~、なんかおすすめの本とかある?」
と友人に聞いてみるといくつかの本をすすめてくれました。
どれも面白そうな本ばかりで悩ましかったのですが、
転職を検討中でちょうど自己分析からやり直そうと思っていたため本書が目に留まりました。
早速翌日大垣書店で本書を購入し、コメダ珈琲でミルクコーヒーをキメながら読みました。
本書を読んだ感想
本書を読んで人生が変わったと言っても過言ではないです。
この本を読み、ワークを行って見つけたやりたいことこそがこのブログです。
友人からすすめられた時点では正直そこまで期待していなかったのですが、読んでみると僕にガン刺さりの内容でした。
読み終わった後すすめてくれた友人に感謝を述べた上で、もう一度読むように倍以上の熱量ですすめ返したぐらいです笑
以下が個人的にすごく良かったポイントです。
- ・求めていた内容と一致した
-
自分が本当にやりたいことが何かを考えていて、自己分析からやり直そうと思っていたタイミングだった
- ・言葉の定義がしっかりとされている
-
概念的な話をする上で欠かせない言葉の定義、ここがしっかりとされていたためフワフワせずにスッと内容が入ってきた
- ・直感的ではなく論理的な説明
-
直感的になりがちな内容もしっかりと論理的に説明されていてすごく分かりやすかった
- ・ワークが充実していた
-
実際にワークに沿ってやりたいことを見つけていく形式のため実践しやすかった
内容のインプットだけでなくその場でアウトプットまでできたため理解が進んだ
最も刺さった箇所
本書を読んで最も刺さった箇所を引用抜粋します。
自己理解でやってはいけないのが、真っ先に「実現手段」をごちゃごちゃと考えてしまうことです。
「ブログ書こうかな」「YouTubeやろうかな」「プログラミング学ぼうかな」「どの会社に転職しようかな」「独立しようかな」「起業しようかな」「英語勉強しようかな」など、そんなことはどうでもいいのです。それらは全て「本当にやりたいこと」が見つかったあとに、考えればいいことだからです。
旅行先の目的地が決まっていないのに、飛行機で行こうか、電車で行こうか、と考えているのと全く同じです。
まずは「本当にやりたいこと」という目的地を決めましょう。実現手段を考えるのはそれからです。
引用:世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
この部分に関しては僕自身すごく思い当たる節があり、やりたいことが決まっていないのに
とりあえず何か資格でも取ろうかな~
なんて考えたりしていました。
旅行なら行き先を決める前に移動手段を考えたりすることはないのにふしぎなものですね。
まとめ:やりたいことは自分自身のなかにある
今回は、僕の人生を変えた1冊である、【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方】を紹介しました。
再度まとめると、やりたいことの見つけ方は以下の4ステップ。
みなさんにも是非読んでいただきたいですし、少し大変かもしれませんが必ずワークまでやることを強くおすすめいたします。
この本で学んだ内容をもとに、一緒に自己分析を進めていきましょう!
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