この手のカードは創意工夫がかなり必要
どーも、ぽわぽわです。
今回は、2024年8月30日(金)に発売されるスターターセット テラスタイプ:ステラのパッケージポケモンであるニンフィアexについて徹底考察していきます。
前回の記事ではソウブレイズexを徹底考察していきました。
まだご覧になっていない方は以下からどうぞ!
ソウブレイズexはかなり使いやすい性能でしたが、ニンフィアexはどうなのでしょうか?
強みや弱みに触れつつ、おすすめのデッキレシピも紹介します。
それではやっていきましょう!
ニンフィアexの性能について
テキスト
ニンフィアex
HP270の1進化exポケモン(テラスタル)
上技「マジカルチャーム」は超無無の3エネ160ダメージでワザを受けたポケモンが使うワザのダメージが-100される
ニンフィアex自身ではなく、相手のバトルポケモンにかかる効果のため、実質的に相手に入れ替え札を要求するワザである
下技「エンジュライト」は水雷超の3エネで相手のベンチポケモンを2匹山札へ戻すことができる
非常に強力なワザであるが故にワザの連発は許されていない
逃げエネは2で鋼弱点
強み
ニンフィアexの強みとして、まずはワザ「エンジュライト」です。
相手のベンチポケモンを2匹強制的に山札へ戻すことができるため、エネルギーをたくさんつけたポケモンや進化ポケモンを山札へ戻すことで相手にかなりの要求を押しつけることができます。
明確に刺さる場面としては、以下の2点です。
- ルギアVSTARデッキのアーケオスを2匹山札へ戻す
- 2進化ポケモンを山札へ戻す(ピジョットexやリザードンexなど)
上技の「マジカルチャーム」もなかなか面白い効果を持っていて、相手がこのワザを受けたポケモンをベンチに下げられなければニンフィアex自身の実質耐久が100あがり、ほとんどの攻撃を1発耐えることができます。
こちらの「マジカルチャーム」はレジドラゴVSTARなどの逃げエネが重くベンチに下げるのが難しいポケモン相手には刺さる性能です。
「エンジュライト」が使えないターンを「マジカルチャーム」で凌いでもう一回「エンジュライト」が使えるとかなり厄介ですね。
また、進化前のイーブイが非常に優秀な特性を持っていることもニンフィアexの強みとなります。
同商品に収録されている特性「ブーストしんか」を持つイーブイはバトル場にいると即進化することが可能ですし、拡張パック「タイムゲイザー」「スペースジャグラー」に収録されている特性「きょうめいしんか」を持つイーブイと組み合わせると一気にニンフィアexを複数匹展開することができます。
色々な使い道が検討できて面白いカードですね。
弱み
ニンフィアexの弱みは「エンジュライト」を使うための要求値の高さと反動ターンの過ごし方です。
ワザ「エンジュライト」は非常に強力な効果を持っているというのはもはや間違いないでしょう。
しかしワザを使うためのエネルギーが3エネでしかも水雷超とカラフルなのでエネ加速手段は確実に必要となります。
おまけに連発ができないワザとなっているため、この反動ターンをどのように凌ぐかというのが課題となります。
上技の「マジカルチャーム」で凌ぐことが可能かもしれませんが、ダメージが160と心もとないのが気がかりです。
また、「エンジュライト」の効果範囲はあくまでベンチポケモン2匹なので、バトルポケモンに対しては無力ですし、そもそも盤面に3匹以上アタッカーが並んでいると確実に1匹は残ってしまいます。
山札へ戻してもサイドを取り進めることができるわけではないというのも難しいポイントです。
トドロクツキexデッキやタケルライコオーガポンなどタネポケモンを主体としたデッキに対してはニンフィアex以外のアプローチがないとかなり厳しい印象です。
デッキ構築の腕が試されているようなカードですね。
おすすめデッキレシピ3選
上記の強みや弱みを考慮しておすすめのデッキレシピを3つ作成しました。
案1:マリルリ、かがやくリザードン採用型
まずご紹介するのは、マリルリとかがやくリザードンを採用した構築です。
こちらの構築はスターターのカードを少し入れ替えるだけで組むことができるように意識して作成しました。
ルギアVSTARデッキやリザードンexデッキなどの2進化ポケモンが軸のデッキに対してはニンフィアexで戦っていき、ニンフィアexが苦手とするタネポケモン主体のデッキに対してはマリルリとかがやくリザードンで詰めていくという流れになります。
エネ加速手段としてアカマツを採用しています。
ニンフィアexというよりもマリルリとかがやくリザードンが強いだけのデッキになりそうという懸念点があります。
ちなみに進化前のマリルはバトルアカデミーに収録されている水タイプのHP70逃げ1の方が優秀です。
案2:テラパゴスex、ガラスのラッパ採用型
続いてご紹介するのは、テラパゴスexとガラスのラッパを採用した構築です。
ニンフィアexとテラパゴスexはワザを使うために必要なエネルギーの色が似ており、水雷を共有しています。
テラパゴスexのワザ「クラウンオパール」の効果がニンフィアexが苦手とするタネポケモン主体のデッキに対して有効です。
テラパゴスexを盤面に置くことでガラスのラッパの使用条件を満たすことができ、進化前のイーブイへのエネ加速手段として使うこともできて相性が良いです。
ACE SPECのプレシャスキャリーはゼロの大空洞と相性が良く、ニンフィアexだけでは不足しがちな火力をテラパゴスexのワザ「ユニオンビート」で補うことも可能です。
ニンフィアex不要説は提唱しないようにしましょう。
案3:ブラッキー、かがやくカメックス採用型
最後にご紹介するのは、ブラッキーとかがやくカメックスを採用した構築です。
こちらの構築ではタネポケモンを主体とするデッキへの対策は諦めています。
その代わり2進化ポケモンを主体とするデッキにかなり強い構築にしました。
ニンフィアexのワザ「エンジュライト」の反動ターンには、かがやくカメックスの特性「ポンプショット」とブラッキーのワザ「だましうち」を使用してHP70の進化前ポケモンを刈り取ります。
相手の動きをひたすら妨害して攻撃させないのが理想的な戦い方です。
今回はどの構築でも採用していませんが、特性「ハイパーブロアー」を持つテツノツツミは比較的ニンフィアexと相性が良いカードだと思いますので検討の余地ありです。
まとめ:唯一無二の尖り性能
今回は、2024年8月30日(金)に発売されるスターターセット テラスタイプ:ステラのパッケージポケモンであるニンフィアexについて徹底考察していきました。
ニンフィアexは唯一無二の尖り性能で、デッキ構築の腕が試されます。
個人的にはデッキ構築も使用するのも難しい印象なので使わない寄りのカードかなと思います。
あまり万人受けするデッキでもないということでおすすめはしづらいですが、一度あなたの思うニンフィアexデッキを組んでみてはいかがでしょうか?
それでは今回はこの辺で、またお会いしましょう!
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