脳筋デッキが好きすぎて脳が破壊された男
どーも、ぽわぽわです。
今回は、僕がドハマりしているソウブレイズexデッキの構築論についてアツく語っていきます。
現在各方面で絶賛研究中のソウブレイズexデッキ。
僕も例にもれず研究を進め、先日シティリーグへ持ち込みました。
まだまだ発展途上のデッキで僕自身も研究段階に過ぎませんが、一度中間発表的に記事として残しておきます。
全世界のソウブレイザーのために、少しでも力になることを願って。
それではやっていきましょう!
先行研究
ソウブレイズexデッキの構築論を語る前に先行研究について触れておきます。
以下の記事ではソウブレイズexの基本性能について説明し、強みや弱みをもとにおすすめのデッキレシピを3つ紹介しています。
徹底考察と言いながらスターター発売前にパパっと書いただけの浅めの考察記事となっております。
より本記事の内容への理解が深まりますので、まだご覧になっていない方は先に目を通しておきましょう!
また、シティリーグへ参加するにあたってどのように使用構築を詰めていったか知りたい方は以下の記事を1日目から順番にご覧ください。
存在意義
まずはソウブレイズexデッキの存在意義を明確にしておきます。
「それ○○で良くね?」とマジレスされないためです。
先に結論を伝えておくと、ソウブレイズexデッキの存在意義は「手札干渉に対する圧倒的耐性があること」です。
手札干渉に対する耐性がある理由としては以下の2つが挙げられます。
- 1進化でかつ1エネでワザが使える
- ダメージがトラッシュにあるエネルギーの数を参照する
ソウブレイズexは1進化exポケモンでワザを使うために必要なエネルギーが炎1エネだけなので、盤面に複数体アタッカーを準備することが容易です。
そのため手札干渉を受けながらアタッカーを倒されても痛手になりにくいです。
また、ワザ「しんえんほむら」のダメージがトラッシュにあるエネルギーの数を参照するため、一度トラッシュにエネルギーを送ってしまえば手札干渉を受けようとダメージが下がることはありません。
※フラダリの奥の手みたいなカードが出たら泡吹いて倒れます。
実際に他の青天井系デッキと比較していこ~!
ライコで良くね?
ダメです。
スピード感という観点ではたねポケモン主体のタケルライコexデッキの方が上ですが、タケルライコexはワザを使用する度に盤面からエネルギーが減るため手札干渉への耐性が不十分です。
パオジアンで良くね?
ダメです。
げっこうしゅりけんやごっつあんプリファイなどの強力なワザも使えるという点ではパオジアンexデッキの方が上です。
しかし、エネ加速手段のセグレイブは2進化ポケモンですし、パオジアンexについてもワザを使用する度に盤面からエネルギーが減るため手札干渉への耐性が不十分です。
サーフゴーで良くね?
ダメです。
1進化exポケモンでかつ1エネでワザが使える青天井と似たような性能をしていますが、手札にエネルギーを集めなければいけないためやはり手札干渉への耐性が不十分です。
このように手札干渉への耐性があることが他の青天井系デッキではなく、ソウブレイズexデッキを使う理由(存在意義)です。
他にもテラスタルポケモンであることから、ブライアが使えるというのも差別化ポイントですね。
目指す動き
ソウブレイズexデッキはとてもシンプルでとにかく走り抜けることを目指すデッキです。
目指す動きは以下の2つだけ。
- 序盤からひたすら山札を掘り進めてエネルギーを大量にトラッシュへ送る
- 後続を準備しながらソウブレイズexでワザ「しんえんほむら」を使う
環境に合わせたアプローチは必要ですが、ソウブレイズexの力を最大限発揮するために必要なのはトラッシュにエネルギーを大量に蓄えることとアタッカーを途切れさせないことだけです。
確定枠
手札干渉への耐性というソウブレイズexデッキの存在意義を踏まえて、デッキの確定枠を明確にします。
ソウブレイズがソウブレイズらしくあるために必要なデッキの確定枠は以下になります。
フェアリーエネルギーを変動枠としているため確定枠はそれを除く47枚です。
採用理由
確定枠それぞれの採用理由を解説します。
- ソウブレイズex-カルボウ:3枚-4枚
-
他にアタッカーを採用しない場合ソウブレイズex3体で戦っていくことが基本
確定枠ということで一旦ソウブレイズexは最低限の3枚採用としておく
カルボウはスターター産のものが暫定では最も優秀
- イキリンコex:1枚
-
デッキの性質上最初の番から山札を掘り進めていきたい
負け筋になることを加味しても採用するメリットの方が大きい
サイド落ちをケアするなら2枚採用だが、ひとまず確定枠としては1枚採用
- キチキギスex:1枚
-
走り抜けるデッキタイプのため1枚は採用しておきたい
手札干渉への耐性を底上げしてくれる1枚
サイド落ちケアまでは不要なため1枚採用で確定
- かがやくゲッコウガ:1枚
-
デッキの心臓
炎タイプを主軸とするためかがやく枠はリザードンにしたい気持ちはあるが、あまりにもデッキの目指す動きと噛み合いが良すぎるためゲッコウガで確定
- ハイパーボール-ネストボール:4枚-4枚
-
エネルギーをトラッシュしながら任意のポケモンをサーチできるためハイパーボールは4投で確定
イキリンコexやキチキギスex、かがやくゲッコウガへのアクセスを加味してネストボールも4投
なかよしポフィンを採用する場合の配分は要調整だが、ボール枠を8枚以下にすることはないため確定枠としておく
- 大地の器:3枚
-
エネルギーをトラッシュしながらエネルギーをかき集められるためデッキとの噛み合い◎
確定枠としてはひとまず3枚にしておく
- 夜のタンカ:2枚
-
序盤から山札をガンガン掘り進めていくデッキの性質上、進化ポケモンを巻き込みやすい
リソース回復札として使い勝手が良いため2枚を確定枠としておく
- 博士の研究:4枚
-
最強ドローサポート
ソウブレイズexデッキにおいてこのサポートよりも優先されるサポートなどないため4投で確定
- エネルギー:20枚
-
リストでは基本炎エネルギーを20枚にしているが、20枚全てを基本炎エネルギーで統一する必要はない
ただエネルギー枠の総数として20枚は欲しい印象
ソウブレイズexデッキにおいてはエネルギー=火力なのでなるべく厚めに積んでおきたい
ACE SPECはどれが良い?
ソウブレイズexデッキのACE SPECは採用候補が多く、どれにするか悩ましいです。
僕が考える採用候補の順位は以下の通りです。
- レガシーエネルギー
- プライムキャッチャー
- パーフェクトミキサー
- シークレットボックス
- ヒーローマント
ソウブレイズexデッキに採用したいACE SPEC第1位は「レガシーエネルギー」です。
相手に理不尽なサイドの取り方を強要することができ、引いたタイミングで雑に貼っておける強いカード。
トラッシュにいってもしんえんほむらの打点になるため無駄がないです。
このデッキの場合、レガシーエネルギーがサイド落ちしてもそんなに困らないのも良いポイントです。
ソウブレイズexデッキに採用したいACE SPEC第2位は「プライムキャッチャー」です。
デッキ自体と何か相性が良いわけではありませんが、とても優秀なACE SPECなのでとりあえず2位。
困ったらプライムキャッチャー。
ソウブレイズexデッキに採用したいACE SPEC第3位は「パーフェクトミキサー」です。
序盤に引いてエネルギーを5枚トラッシュに送ることができればしんえんほむらの打点が100上がるパワーカード。
パーフェクトミキサーがなくてもトラッシュのエネルギーは十分肥やせるためあまり評価は高くないです。
序盤以外に引いたらただのデッキ圧縮札に成り下がるのが渋いポイント。
レガシーエネルギーやプライムキャッチャーは勝ちを拾いにいけるカードだが、パーフェクトミキサーは勝利に直結しないため微妙。
ソウブレイズexデッキに採用したいACE SPEC第4位は「シークレットボックス」です。
手札のエネルギーをトラッシュしながら必要パーツをかき集められる点は評価できます。
ただ、ポケモンのどうぐを採用しないことの多いデッキのため出力は落ちる印象。
欲しいカードは山札を掘り進めていく過程で手に入りがちなためそこまでバリューは高くないです。
ソウブレイズexデッキに採用したいACE SPEC第5位は「ヒーローマント」です。
耐久を上げて1ターン得るという発想は面白いですが、走り抜けるというコンセプトとは噛み合いが悪いです。
採用は手札干渉も合わせて検討したいところ。
変動枠の使い方
確定枠の47枚だけでは以下の要素が不足しています。
- エネルギーをトラッシュする札
- ベンチ干渉札
- 手札干渉札
これらの要素を変動枠(自由枠)の13枚で補っていきます。
変動枠の使い方は重視するものによって変わります。
自分の動き重視(VSTAR採用型)
僕がシティリーグS1にて使用した構築です。
ACE SPECはレガシーエネルギーを採用したため確定枠である基本炎エネルギー20枚が1枚レガシーエネルギーに変わりました。
残りの19枚を全て基本炎エネルギーにしている理由としては、採用しているポケモンがソウブレイズex以外全て逃げ1で縛られにくく、炎エネルギー以外を引いてソウブレイズexでワザが使えないという寒い展開を避けるためです。
環境に応じてミストエネルギーやジェットエネルギーに数枚差し替えも要検討。
変動枠13枚の使い方としては以下の通りです。
- ロトムV-VSTAR:1枚-1枚
-
ロトムVは最初の番に手札を整えるために採用
イキリンコexのサイド落ちケアのような役割も兼ねている
ロトムVSTARはVSTARパワーを無駄なく使用するために採用
中盤にエネルギーをトラッシュに送りながら必要パーツを引きにいけて使用感が良い
- ポケストップ:2枚
-
エネルギーをトラッシュに送りながらあわよくばグッズを回収しようという魂胆
山札をガンガン掘り進めていきたいため相性が良い
- ポケギア-ともだちてちょう:2枚-1枚
-
ポケストップと合わせてサポートへのアクセスを加味して採用
- ポケモンキャッチャー:3枚
-
博士の研究でガンガン引いていきたいデッキのためグッズでのベンチ干渉札として採用
ポケストップで回収でき、2-2-2で走り抜けるコンセプトとも相性が良い
採用するのに若干の抵抗感はあったが、50%で勝利に直結するなら分の良い勝負
- ツツジ-ボスの指令-ブライア:1枚-1枚-1枚
-
手札干渉札としてツツジ、ベンチ干渉札としてボスの指令、サイドレースゴリ押し札としてブライアをそれぞれピン刺しでの採用
特定のタイミングで使用できれば強いという上振れ枠だが、デッキの性質上山札が早い段階で薄くなりやすく、ポケギアとともだちてちょうを採用している関係で割と引けたりする
VSTARの枠はレジドラゴVSTARやダークライVSTAR、ザマゼンタVSTARなども採用を検討できます。
また、基本炎エネルギーを数枚基本水エネルギーに差し替えてVSTARの枠をパルキアVSTARにするとげっこうしゅりけんもプランに入って面白いです。
自分の動き重視(ほりまくり型)
VSTAR採用型からの変更点は以下の通りです。
- ロトムVSTAR→モグリュー
- ロトムV→イキリンコexの2枚目
- 基本炎エネルギー8枚→基本闘エネルギー8枚
トラッシュにエネルギーを送る手段として特性「ほりまくり」のモグリューを採用しています。
ロトムVSTARはロトムVを事前に置けていないと活躍しませんが、モグリューならハイパーボールが常に当たり札になります。
しんえんほむらの打点を60上げてくれます。
相手の動きを妨害(妨害札多投型)
デッキレシピが2行のシンプルさ
クレッフィ、ジャッジマン、ジャミングタワーといった相手の動きを妨害するカードを多く採用しています。
クレッフィをバトル場に出して時間を稼ぎ、トラッシュにエネルギーを蓄え盤面を整えてから戦い始めるイメージ。
※クレッフィがバトル場にいる時は自身のかがやくゲッコウガの特性も止まる点に注意
クレッフィを1枚ミカルゲに変更したり、ポケモンキャッチャーを1~2枚カウンターキャッチャーに変更したりすると更に戦術の幅が広がります。
トラッシュにエネルギーを送る手段が少なめなのでACE SPECをパーフェクトミキサーにしたり、クレッフィスタートを割り切ってイキリンコexを採用してみても良いですね。
ミミッキュを意識(サブアタッカー採用型)
ソウブレイズexでは突破することができないミミッキュへの対策を意識した構築。
サブアタッカーとしてファイヤーを採用し、ワザの条件を満たすためにマグマの滝壺も採用。
トラッシュから蘇生できるゲンガーも相性が良いためサブアタッカーとして採用しています。
エネルギーの手貼り権が余りがちなデッキのためマシマシラを採用することで無駄をなくします。
マシマシラで打点を調整できる分、エネルギーの総数を19枚に減らしています。
色々なギミックを盛り込んだことで安定感に不安は残りますが、幅広いデッキへの対応が期待できます。
まとめ:チョー気持ちいい!
今回は、ソウブレイズexデッキの構築論について解説していきました。
ソウブレイズexデッキは目指す動きがシンプルで爽快感抜群のデッキです。
デッキの性質上エネルギーを大量に採用しなければいけない分、自由枠はそこまで多くありませんが、意外と色んなアプローチが考えられます。
今回紹介した構築はまだ研究段階にすぎないので一緒に考察を深めていきましょう!
質問やデッキ構築の相談などはDMにていつでも受け付けております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
今後の展望としては、構築の研究を進めていくと共にプレイングやデッキ相性などの解説もしていければと考えております。
お楽しみに!
それでは今回はこの辺で、またお会いしましょう!
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